ととのうとは?
サウナで「ととのう」って言葉を耳にすることがありますよね。
しかし、この「ととのう」の状態が具体的にどのようなものか、皆さんは説明できますか?
「ととのう」とは、単にサウナでリフレッシュすること以上の意味を持っています。
この記事では、「ととのう」が何を指すのかをわかりやすく解説します。

この記事は以下のような人にオススメ!
- ととのいの状態が分からない人
- ととのったことがない人
- サウナに興味がある人
この記事を読むことで、「ととのう」の背景にある原理を理解し、サウナをより深く楽しむことができるようになるでしょう。
ととのうとは?
ととのうとは、「副交感神経が優位でリラックスしている状態でありながら、脳にはエンドルフィンなどの興奮物質が分泌されている状態」のことを指します。
簡単に言えば、非常に心地の良い状態のことです。
「サウナ→ 水風呂→ 外気浴」の流れの中で、外気浴をしている時に体験することができます。
「サウナトランス」や「サウナハイ」とも呼ばれています。
ととのう仕組み
「副交感神経が優位でリラックスしているが、興奮物質が分泌されている。」と述べましたが、どうしてこのような状態が生じるのでしょうか?
詳しく解説します。
1.副交感神経の優位性
自律神経には、「交感神経」(活動モード)と「副交感神経」(リラックスモード)があります。
サウナや水風呂に入ると「交感神経」が活性化し、その後外気浴をする際に「副交感神経」が優位になります。
サウナは約100°の高温地帯。
体からすれば、非日常な危機的状況です。
サウナへ入ることで一気に活動モードとなり、交感神経のスイッチがバシッと入ります。
水風呂に入る際も急冷によって、交感神経のスイッチがバシッと入ります。
その後の外気浴で、体は解放されリラックス状態となり、一気に副交感神経のスイッチが入ります。

サウナに入ると自律神経も整いやすいと言われています!
2.興奮物質の分泌
サウナと水風呂の温度差によって血管が収縮することでポンプ作用が発生し、血流が改善されます。
これにより、脳に酸素がより多く供給され、エンドルフィンやアドレナリンなどの興奮物質が分泌されます。
そのため、外気浴の際には、
「副交感神経が優位でリラックスしている状態でありながら、脳にはエンドルフィンなどの興奮物質が分泌されている状態」 となります。
この状態のことを「ととのう」と言います。

体自体はリラックスしているけれど、興奮物質が出まくっているので、何とも言えない不思議な気持ちになります!笑
ととのうためのコツ
サウナの滞在時間については、その日の体調によって異なります。
一般的には、サウナは5〜10分(心拍数が倍ほどになるまで)、水風呂は数分が目安です。
しかし、体調を第一に考慮し、水分補給を怠らないことが重要です。
また、自分の限界を知ることも大切ですが、長過ぎる滞在は避けましょう。
(例えば、15分以上は推奨されません。)

「サウナは何分くらい入ればいいの?」と聞かれますが、その日のコンディションやサウナの温度などによります。ととのえれば、何分でも良いのです!
初めてサウナに入る際は、いつもサウナに入っている人と一緒に行くことを強くオススメします。
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まとめ
ととのうとは、「副交感神経が優位でリラックスしている状態でありながら、脳にはエンドルフィンなどの興奮物質が分泌されている状態」のことでした。
ととのう体験は、本当に素晴らしいものです。
多くの人がこの感覚を目的にサウナを訪れ、一度経験すると病みつきになることが多いです。
ぜひサウナでの素敵な時間を楽んでくださいね!