サウナの種類
サウナの種類はいろいろとありますが、サウナの温め方や木材、形によって「〇〇サウナ」と呼び名が付くため複雑です。
この記事では、サウナの温め方を整理したあと、さまざまなサウナの呼び名について、解説します!
サウナの温め方
サウナの本質的な機能は「温めること」です。
そのため、サウナの温め方を知ることで、サウナに対する理解が深くなりやすいかと思います。
ここではサウナの温め方について、整理します。
サウナの温め方を理解するにあたり、事前に以下の2点をおさえておきましょう!
サウナに限らず、部屋の温め方の種類についてです。
温め方の種類
対流式
空気を温め、その空気を循環させることで温める方法。
空気だけを暖めるため、換気をすると部屋もすぐに冷める。壁や床などを暖める能力は低い。
輻射式
熱を持った物体が放射(輻射)する熱を利用して温める方法。
ものを温めると、そのもの自体も熱を発するようになります。
床暖房が輻射式の代表例です。
では、サウナの温め方をご紹介します!
電気ストーブ
まずは、電気ストーブを使って温める方法です。
ストーブで室内の空気を温め、その空気の熱で体を温めます。(対流式)
最もポピュラーな方法で、火を使わないため安全に利用することができます。
電気を熱源とするため、煙や排ガスも発生しません。
スイッチ一つで温めることができ、細かな温度調節も可能です。
ガス(遠赤外線)ストーブ
次に、ガスストーブを使って温める方法です。
ガスストーブから放射される遠赤外線で、人やものを直接的に温めます。(輻射式)
立ち上がりが早く、電気ストーブよりも燃費が良いです。
排ガスが充満しないように煙突設備も必要になります。
薪ストーブ
最後に、薪ストーブを使って温める方法です。
ストーブの燃料に薪を使用します。
薪の燃え具合や量などで温度を調整していくため、手間がかかります。
火力が強みで、薪を燃やすときの音や香りも楽しむことができます。
煙が充満しないように煙突設備も必要になります。
日本では消防法の関係で、常設しているところは多くありません。
また、サウナストーブを壁やベンチに格納する「ボナサーム」が導入されているサウナもあります。
「ドライサウナ」と「フィンランド式サウナ」の違い
サウナの種類をザックリと分類すると、「ドライサウナ」と「フィンランド式サウナ」に分けられます。
しかしながら、それぞれに決定的な違いがあるわけではありません。温度と湿度が異なります。
ドライサウナ(乾式サウナ)
日本に昔からある高温低湿のサウナです。
フィンランド式サウナ
サウナの本場であるフィンランド式の低温高湿のサウナです。
ロウリュをメインに温めていきます。
サウナの温め方自体は、そのサウナによります。
温度が高くカラッとしているのが、ドライサウナです。温度は低いけど湿度が高いことで熱さを感じやすいのが、フィンランド式サウナです。
その他
他にも特徴のあるサウナはいろいろとあります。
ケロサウナ
樹齢200年以上の立ち枯れたパイン材「KELO(ケロ)」を使用したサウナです。
ケロ材の希少価値は非常に高く、日本においてもケロサウナは数ヶ所しかありません。
ケロ材は、木肌が銀色に輝く事から「シルバーパイン」や「森の宝石」などと呼ばれています。
甘く柔らかな香りが特徴で、森林の中にいるような雰囲気を楽しむことができます。
バレルサウナ
木製で樽型のサウナです。
見た目から、バレル(樽)サウナと名付けられています。
サウナの中も丸いため、温度ムラが少ないことが特徴です。
ロッキーサウナ
ロッキー山脈が由来で、サウナストーンが山積みされているサウナです。
まとめ
この記事では、サウナの種類についてまとめました。
名称とともに整理しましたが、重要なのはそのサウナの特徴です。
ストーブは何を使っているのか?空気の流れは?木材は?なども気にしてみると、面白いかもしれません!