サウナはなぜやけどしないのか?

サウナの温度は約100°Cに達します。お湯ではやけどする温度です。

しかし、サウナの中では人々がやけどをすることはありません。

この記事では「サウナはなぜやけどしないのか?」をわかりやすく解説します!

 

サウナはなぜやけどしないのか?

サウナでやけどしないのは、

液体(お湯)よりも、気体(サウナ)の方が、熱が伝わりづらいためです。

 

まず、「気体と液体の分子の違い」について説明します。

気体と液体では、以下のような違いがあります。

  • 気体(サウナ)分子の密度が低く、皮膚に当たる分子の量が少ない。
  • 液体(お湯)分子の密度が高く、皮膚に当たる分子の量が多い。

 

引用:毎日新聞「熱を伝える物質の密度が低い サウナでやけどなぜしない?」(2021/12/2)

 

お湯と比べてサウナの中は、体に当たる分子の量が少ないのです。

 

続いて、「熱の伝わり方」についてです。

熱は、分子の振動(分子が当たること)によって伝わります。

分子の振動(分子が当たること)が多いほど、熱は伝わりやすくなります。

そのため、お湯と比べてサウナは、体に当たる分子の量が少ないため、熱が伝わりづらいのです。

このことがサウナでやけどをしない要因となっています。

 

また、サウナの中では体の表面に温度の低い空気の層が自然に形成されます。

この層もサウナの熱が体へ直接的に伝わることを防いでいます。

サウナの中を動いたり、体に息を吹きかけると、この空気の層が一時的に取り除かれ、熱を感じやすくなります。

 

saunasky

また、汗が蒸発すると体表面の熱が奪われ体温が下がります。これによって、高温による苦痛が軽減され、サウナに入り続けることができています!

 

 

まとめ

今回の記事は、サウナはなぜやけどしないのか?についてまとめました。

サウナでやけどしないのは、液体(お湯)よりも、気体(サウナ)の方が、熱が伝わりづらいためでした。

やけどしないとはいえ、水分補給を忘れずに体調に気をつけながら、これからもサウナを楽しんでください!